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2019年2月15日金曜日

物語の終わり


先日から読み進めていた小説を、ついさっき読み終えた。
 
小説の内容も良かったけど、何より文章の言い回しというか、
 
情景や感情の描写が、何とも言えず、
 
読んでいる間ずっと、心を柔らかくしめつけるような感覚におそわれた。
 
 
小説のあとがきに女性シンガーが寄稿していた文書の一文が心に残っている。

「進むと終わるから嫌だ。
 
 食べるとなくなってしまうから嫌だ。
 
 でも私たち、始まったときから終わっていたのかもしれないな。
 
 終わると分かってて始めた事だったかな。」
 
 
あとがきすら読み終わって、
 
今の自分を振り返ったときに、
 
まさしくこの言葉が苦しめた。
 
 
「終わると分かってて始めた事だった。」
 
でも、終わった後がこんなに苦しくなると思っていなかった。
 
 
読み終わた本はもう一度読み返せるけど、
 
あの時間はもう戻ってこない。
 

 

2019年2月7日木曜日

同じ場所、同じ声、ちがう気持ち


あの頃と同じ場所で、
 
あの頃と同じ声を聴いて、
 
気持ちだけが違う。
 
 
ウキウキしていたあの頃と、何が違うのか。
 
 
変わったのは何?
 
 
ぼくが変わったのか、
 
周りが変わったのか。
 
 
もちろん、きみは変わった。
 
だから…   
 
 
今日は調子がよくない。
 
何もないのに、悪いことばかり考えてしまう。