ぼくは、ぼくになれない。
これは長きにわたって、ぼくの人生のテーマになっています。
ぼくは、仮面をかぶることで、周囲にウソをつき続けている。
もちろん、仮面というのは比ゆ的な表現で、実際にはウソをついたり隠し事をしたりしているわけです。
断片的な真実を織り交ぜながら、巧妙に身勝手なウソや隠し事を続けています。
自分に正直に生きようとすると、周囲にウソや隠し事をしながら生きていくことになる。
いつか、ぼくが、周囲にウソも偽りもなくぼく自身をさらけ出すことができるようになったら、
その時はじめて、本来の自分になれるんだと思う。
周囲に問題があるわけじゃなくて、ぼく自身に問題があることは明白なんだけど。
いまだに自分自身を出せずにいる。
どんな時も心の片隅に小さな黒い、汚れのようなものを感じている。
そして、それが白日の下にさらされることに、常におびえながら生活しています。
ぼくは、ぼくに なれない。
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