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2015年3月19日木曜日

きのう見た夢

 
お互いすごく好きなんだけど、どうしても別れないといけなくなって。
 
いままで、陰でこそこそ逢ったり、連絡を取り合ったりしていたのもなくなって、
 
すごくさみしいけど、元には戻れなくて、
 
毎日のように、うしろ姿を遠目にみるだけ。
 
すぐ近くにいて、手が届きそうなのに、届かない。
 
手を伸ばすことができない。
 
こんなに深く想うんじゃなくて、
 
もっとドライに、割り切ってしまえばいいと、自分でも思うけど、
 
割り切れずに、毎日悶々としている。
 
彼女のすべてを手に入れたかった。
 
それはぼくのすべてを捨てることが条件だった。
 
そして、彼女のすべてを捨てさせることが必要だった。
 
ぼくにはそれはできなかった。
 
彼女も、それができなかった。
 
 
 
きのう見た夢。

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