ぼくの心に、「とある きもち」 が芽生えたとしよう。
きもち、と表現したけれど、それは感情であったり、感覚であったり、気分であったり、もしくはそれらの複数を組み合わせたものかもしれない。
とにかく、そういう「とある きもち」が芽生えたら、もう、あとには戻れない。
「とある きもち」が芽生えた瞬間から、ぼくが見る世界が変わって、
ぼくの感じ方が変わって、
行動が変わって、
ぼくが変化した。
変化したことを、まわりに悟られないようにしても、「とある きもち」を抑えようとしても、ぼくはもう、変化してしまったあとなんだ。
まわりに悟られたとしたら、まわりまで変わってしまうかもしれない。
運よく、自分の中の「とある きもち」を抑えたとしても、あともどりはできない。
ぼくはもう、変わってしまった。
その事実が、ときどき、ぼくの胸をしめつける。
それはもう、終わったことなんだよ。
自分に言い聞かせてみても、あともどりはできない。
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